単利や複利ってよく聞くけどどう違うの?と思う方も多いと思います。
そんな方に図解付きで解説していきたいと思います。
単利と複利の違いや複利ってすごいけど気をつけないとお金があっても人生が豊かにならない可能性もあります。
単利と複利の違い
単利と複利
金利の計算法は2種類あります。
- 単利・・・元本に対して利息がつく
- 複利・・・元本+利息対しても利息がつく
単利は単純に元本に利息が付くので何年置いておいても利率が同じなら毎年もらえる利子は同じです。
しかし複利は元本に利息が付いた分にも毎年利息が付くので同じ利率でも毎年もらえる金額が増えていきます。
複利のすごさ
複利のすごさについては以下のグラフをご覧ください。
30年間10,000円を年利5%で預けて放置したときの単利と複利最終残高です。
上の図の青が複利・緑が単利です。
複利では30年後1万円が43,224円になりますが単利では25,000円でした。
複利のパワーが分かりますね。
一億人の投資術
これを見ると複利って凄いと思うと思います。
でも複利にも落とし穴があります。
複利の落とし穴についてこれから解説していきます。
複利の落とし穴3つ
1 今と未来のバランス
複利で運用できるなら今のお金を将来に向けて置いておく事が重要になります。
そのため質素倹約で今を生きお金を将来に、、、と考えると今お金を使いたいところがあっても使えません。
質素な生活をし全て我慢に我慢を重ねて死ぬときに一番お金持ちでは何のための人生か分かりません。
- お金を今に使うなら複利で将来においていくお金が少なくなる。
- 未来にお金を回すために複利運用すると今使えるお金が少なくなる。
このバランスは人生の満足度に直結するしそれぞれの人で考え方が違うので正解は無いと思います。
自分に心地よいバランスを見つけたいと思います。
2 リスクを取るお金とリスクを取らないお金のバランス
未来のために取っておくお金を株式投資などのリスクのある物に回すか、定期預金などのリスクを取らない商品に回すかのバランスを取る必要があります。
普通預金・定期預金・・・複利運用しても利率が低いのでほぼ増えない
株式投資・・・複利運用で増える場合もあるが暴落などが起こり減る場合もある
複利で運用すれば増えるなら全部持っているお金を株式投資に回そうと考える人もいると思います。
値動きのある商品に大金を投資してしまうと下落した時の価格の振れ幅にドキドキして寝られなくなったり、投資用の口座を見て悲しい気持ちになったりしていては人生楽しめません。
投資などに回す割合と預金で置いておくバランスを考えないといけません。
株式などに多く回したい、私は株式は怖いから1割くらいで残りは預金でおいておきたいなど。
人によっていろいろな考えがあると思うのでしっかり自分で考えていきましょう。
ちなみに私は今後は預金5:株式5位まで持って行こうと思っています。
3 自分にかけると他人にかけるバランス
自分にかけるの代表邸な例は自己投資や自分で起業するなどです。
他人にかけるは株式投資などです。
複利のすごさについて知ってしまうと他人に賭ける事に全額使用してしまい自分への投資が出来なくなってしまいます。
自分の能力を全く上げず仲間に頼ってダンジョンをクリアするゲームの様な感じになってしまいます。
私は自分も素敵な人間になりたいと思うしお金も増やして行きたいので自己投資にも力を入れ、他人にも株式投資で頑張ってもらいたいです。
まとめ
複利のすごさを知ってしまうと投資に全力でお金をかけて質素倹約・自己投資もなしでお金を貯めようとする人も出てきます。
でも複利は確かにすごいけど今の人生とのバランスが大事なことを知り、自分が過ごしやすいバランスを考えて欲しいと思います。
家族がいる人はどんな生活が幸せかを家族で考えてもらいたいと思います。
この本を読んで固定費を下げて下げられた分のお金を株式投資に回しても将来は複利の雪だるまで増えて大きなお金になっていると思います。
株式投資をやってみようと思った人はこちらの記事も参照下さい。