サイドFIREとは資産収入(株式屋不動産からの収入)で最低限生きていくだけの生活費を確保し、遊興費等の遊ぶお金だけ好きな仕事をして稼ごうという考え方です。
FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉です。
FIREとサイドFIREの違い
- FIRE:遊ぶお金も全て資産収入で稼げるため働くのは不要
- サイドFIRE:最低限の生活費のみ資産収入、残りは働くこと
私は子どもを鍵っ子にしたくない・子どもと過ごす時間を確保したいと思ったため子どもが小学生になる2027年にサイドFIREするために資産管理を始めました。
実際に私が行っていることをリストにしました。
サイドFIREをするために実践していること6つ
- 不要な支出を把握する
- 毎月の支出額を把握する、資産額を集計する
- お得な制度を活用する
- 副業をして本業以外の収入を増やす
- 投資を行う
- 子どもがいるなら子ども名義での非課税投資を行う
不要な支出を把握する:固定費の見直し、食品の賞味期限切れ、使わない洋服など
最初に契約した時のままになっているものって意外と多いです。
ネット回線を契約するときにたくさんキャッシュバックを受けられるからつけたオプションなどないですか。
ここでは我が家に実際にあった不要な支出の例と対策を紹介していきます。
不要な支出 | 行った対策 |
不要な保険に入っている | 無料FPに相談し不要な保険を解約・掛け捨ての死亡保険に加入 |
夫の携帯が大手キャリア | ガラケーだったが壊れかけのためついでに格安SIM会社に乗り換え |
ネット回線契約時の電話 | 固定電話回線の解約 |
同じような服・雑貨を買う | 断捨離、不要な服をフリマアプリで販売 自宅にある不用品の整理 |
使っていないサブスク | Amazonプライム・Netflix・Dアニメなど同じようなサブスクは厳選し1つにする |
食べきれない食品 | 買い物は2日に1回その2日分で食べる分だけ購入する |
自動車保険を対面型で契約 | ダイレクト型に切り替え車両保険も外す |
電気・ガスの会社の割高プランか確認 | 電気会社やガス会社をまとめたり契約プランの見直しを行った |
我が家は上記の項目を見直しただけで年間数万円以上不要なお金を払っていました。
保険の見直し:よくわからないのでFP(ファイナンシャルプランナー)に相談した
保険について詳しく考えたことがなかったので保険の営業の人に言われるまま保険に入っていました。
当時の私の加入保険は死亡時1000万円+入院時日額1万円と言う保険に月額一万五千円程度で加入していました。
実際には職場の福利厚生で職場の病院での入院・手術等は上限金額が3万円程度、他の病院に入院したとしても高額医療制度を利用すれば9万円程度の自己負担という知識はあったのに言われるがまま加入していました。
給与・貯蓄額・子どもの年齢等を組み込んだライフプランシートを作成してもらい最悪の状態でかかる金額などを見積もりました。
そもそも医療費は保険で賄えそう、子どもが小さく父親の年齢が高齢・共働き等を考慮し私の死亡保障を厚めにすることにしました。
見直し結果後のプラン
死亡保険 | 医療保険 | その他 | |
夫 | JA共済死亡時2000万円 | 入院日額1万円 | なし |
私 | 楽天生命死亡時1000万円 FWD生命死亡時から2045年まで月額 10万円 | なし | 個人賠責 |
子ども | コープ共済100万円 | コープ共済入院日額6千円 | なし |
夫の保障は変更せず。義母が保険料を払っているので見直しは行いませんでした。
私の保険料は月額1万5,000円から月額2,700円になりました。不要な医療保障を外し、もしもの死亡時の保障を手厚くすることができました。
子どもは保険は不要かと思いましたが個人賠責保険に加入するのに共済加入が必要だったので最安の子どもの医療保険で契約しました。
月額の保険料が3分の1以下になり大満足です。
特に無理な加入も勧められず自分の加入したいものだけに加入できたので安心です。
保険の相談については自分でライフプランシートを作成して必要な保障額を算出して保険商品の資料請求をして選んで契約する形でも良いですが時間がかかりすぎるので私はFPに相談することをオススメします。
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夫のガラケーが大手キャリア:スマホに変更し格安SIMに乗り換えた
10年以上使用しているであろう壊れかけのガラケーという化石のようなものを使っている夫でした。
メールもできないのでLINEを使って通話料を抑えたかったためスマホを仕入れ格安SIMに乗り換えました。
格安SIMへの乗り換え方法については他の記事で解説しているのでこちらの記事を参照ください。
固定電話の解約:ネット回線契約時の大幅割引を受けるために必須のオプションの解約忘れ
ネット回線を切り替える時に2万円現金キャッシュバックなどのキャンペーンをみたことがありませんか。
いくつかのオプションに加入し1ヶ月の無料期間中に解約してもOKのようなプランです。
今回その一つの固定電話回線の解約を忘れており毎月無駄に700円程度の料金が徴収されていました。
数ヶ月分の使用料で気づけたのでよかったですが気が付かなければ次の乗り換えまで数年単位で無駄な料金を払い続けてしまうことになるところでした。
必ず確認しましょう。
同じようなものを複数保有する:服だけに限らず雑貨等も見直しを行った
黒のトップスが出るわ出るわ、クローゼットから出てきました。産前産後体形も変わり不要になった服がいつまでもありました。
ボールペンなども大量にストックしていましたがいろんなところにあり使用するときにどこにあるか分からないような状況でした。
不用品を整理しついでにフリマアプリ等で販売しお小遣いを獲得しました。
使わないサブスクの解約:同じようなサブスクは厳選し本当に必要か考える
Amazonプライムビデオ・Netflix・Dアニメなどなど動画系サブスクありすぎ入りすぎなので我が家ではAmazonプライムに厳選しました。
Amazonでの買い物をするので元々Amazonプライム会員なのでそのまま追加料金なく観られるAmazonプライムビデオに決めました。年間約5000円で受けられるコスパ良好サービスです。
Amazonプライム会員の特典は盛り盛りなのでこちらの記事で紹介していますのでご参照ください。
食品ロス・食べきれない無駄な食料品を購入しない
スーパーに行って毎回大量に食料品を購入していました。
しかし仕事が残業で遅くなり外食やお惣菜を買い調理しないまま腐らせたり安いからと食べきれない量を購入したりしていました。
そのためスーパーに行くのは2日に1回、2日間で食べられる量だけ購入する。
外食したら残りの日分を食べ切ってから買い物に行くを徹底することにより食品で冷蔵庫がパンパンになったり賞味期限切れの食材があることを防げるようになりました。
自動車保険をダイレクト型で契約:人件費がかからないため保険料が安い
車両保障・対面型自動車保険の加入などお金のかかるものにばかり入っていました。
自動車が大破したとしても中古の自動車を購入するくらいの貯金はできたので車両保障は外してさらに車を購入したディーラーで加入していた保険をネットで加入できる自動車保険に変更しました。
年間9万円の支払額が3万円になり保険料が3分の1になりました。
車両保険を使うと翌年から保険料が上がって結局直した代金を後払いしているような感じになるので加入はやめました。今後も加入予定はありません。
自動車保険も複数会社で数多くのプランがあるため無料の一括見積もりサイトの利用をオススメします。
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電気・ガスの会社の割高プランか確認:まとめ割や契約プランの検討
電気・ガスの自由化でお得になる方法はないか調べました。
残念ながら我が家はオール電化住宅なので電気代のみの見直しになりました。
一括見積もりサイトを利用して見積もりましたが現行のプランが最安値ということで乗り換えの検討はしませんでした。
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番外編:住宅ローンを借りている人は借り換えを検討しよう
我が家は住宅ローンの返済が終了しているので今は関係無くなりましたが住宅ローンを現在借りている人は乗り換えた方が100万円以上お得になる場合もあります。
その方法については無料の見積もりサイト【モゲチェック】を利用しましょう。
詳細についてはこちらの記事をご参照ください。
毎月の支出額・資産額を把握:家計簿をつける、スプレッドシートで資産額を集計する
マネーフォワードやZaimなどスマホのアプリで支出のみを把握するようにしました。
それまでは所謂どんぶり勘定で支出管理も雑でした。
今は支出はスマホアプリで毎月管理を行って最後にスプレッドシートに集計してグラフ化しています。
資産額の管理をするために証券口座・銀行口座・財布の中など全ての現金を集計しスプレッドシートで集計しています。
家計簿はInstagramにて公開しているので興味があれば見にきてください。
\ 家計簿・資産額公開しているインスタはここから👇 /
さらに家計簿をつけたレシートを写真にとり1枚最低1円にて買取してくれるアプリで撮影してレシートもお金に替えています。
小さなポイ活も活用して資産形成を促進しています。
お得な制度を活用する:ふるさと納税やマイナポイントなどの貰えるものは使い倒す
お得な制度の筆頭のふるさと納税を活用します。
私は楽天経済圏を利用しているので楽天市場を活用しSPU(スーパーポイントアッププログラム)の還元率をあげ、2000円のふるさと納税の事務手数料分以上のポイント還元を得られています。
楽天経済圏の活用については下の記事を参照ください。
ふるさと納税について詳細を知りたい方はこちらの記事を参照ください。
副業をして本業以外の収入を持つ:ブログ・楽天ROOM等で月1万円程度稼げるようになった
節約やお得制度を活用したため、朝活時間を利用し副業を開始しました。
ブログや楽天ROOMで月額1万円程度の報酬が出るようになりました。
楽天ROOMの活用についてはこちらの記事をご参照ください。
投資を行う:つみたてNISAや高配当株投資を始めた
今までなんとなく自分の使っているショップの優待株のみを保有しよくわからないままつみたてNISAで投資信託のつみたてをしていました。
投資の目的は人それぞれで老後資金を用意したい人についてはこちらの記事をご参照ください。
私の場合はサイドFIREを目指しているので資産からの収入を増やすことを目的としました。
そのためインデックス投資ではインカムが増えないのでつみたてNISAの非課税枠は使用しつつ、大幅に高配当株投資に舵を切りました。
今後配当金の受け取り金額についてもInstagram等で発信していこうと思います。
子育て世帯限定:子どもの非課税枠も使い倒す
子育て世帯は子育てに費用がかかる分FIREやサイドFIREしにくいと言われます。
でも2023年で終了してしまうジュニアNISAの枠は子どもが居ないと使えない非課税枠です。
我が家では子ども手当は子どもの教育費用に貯金でおいています。
教育費はどんどんインフレしていってきているのでその分をジュニアNISAで補おうと思い投資しています。
毎年80万円の投資枠が決まっているので子どもが生まれてすぐジュニアNISA口座の申し込みを行い現在まで3年間で240万円ジュニアNISAの口座にて運用しています。
株式投資なので上がり下がりの変動はあるし18歳までにいくらか払い出したい場合は全額払い出しになってしまうなど制限はありますが余裕資金がある程度捻出できる子育て世帯には資産形成の助けになると思います。
ジュニアNISAについてはこちらの記事をご参照ください。
資産形成を行い始めて自分が変わったこと3選
私は子ども可愛さに大きくなるまでは一緒にいたいと思いサイドFIREを目指しました。
先ほどの項目6つを実践してみて思ったことを3つを紹介します。
無駄遣いをしなくなった
ちょっと外出先で飲み物が欲しいな・昼食は面倒だからマックにしよう・この小物かわいいかもなど独身時代にはすぐに特に考えもせずに購入していました。
それが高配当株投資を始めてからは五千円あればこの株が買えて年間の配当金が二百円増えるぞなど考えるようになり物欲が減りました。
その分月間の投資に回せる金額が増え、サイドFIREに近づくと思うとワクワクしているので特に欲しいと思えるものが減りました。
勉強するようになった
成人して10年程度経ち最初数年間は仕事関連の勉強をしていましたが仕事にも慣れ勉強をしなくなっていました。
趣味の読書は継続していましたが新しいことを知るという勉強をあまりしていませんでした。
それが投資なのでや副業について勉強することになりブログ・SEO・楽天ROOM・LINEの公式アカウントを作ったり色々できることが増えました。
節約のためにふるさと納税や格安SIMについて調べ税金やスマホについて詳しくなったり楽しみながら勉強することができました。
簿記やFPの知識についても勉強するようになり毎日適当に生きていたのに充実感が増しました。
周囲の人と交流するようになった
ふるさと納税やつみたてNISAについて勉強をして短な人に教えていくようになるとさらにその周りの知らない人にも教えてと言われ人との交流が増えました。
また同じように経済的自由を目指す友人も性別・年代問わず増えていき多くの人と交流できるようになりました。
自分が教えたり教えられたり商品を販売したり今まで本業だけをしていたら会えていなかった人ややることがなかったことをするようになり人間的に自分が成長していく実感を感じました。
サイドFIREを目指して後悔したこと2選
私はサイドFIREを目指して人生にハリが出ましたが後悔したことが2つあります。
今までのお金の使い方:貯金のみをしていた、入社時から投資をしていれば良かった
入社時から月10万円財形貯蓄をしていました。
財形貯蓄なので普通預金よりは金利良く増えていましたがそもそも投資信託というものを知っていれば今頃サイドFIREできていたのにと感じ後悔をしました。
しかし過去を悔やんでもお金が増えるわけではないです。
投資を知った今暴落が起きても気にせず続けられるように投資の勉強を行い継続力を高めていきたいです。
時間がない:本業・副業・育児・家事で時間が取れない
私は専業主婦から育児が始まりさらにフルタイム本業が始まったのでそれだけで時間がありませんでした。
その上家事全般を手作業で行なっていたので全く時間がありませんでした。
睡眠時間を削ってこなしていましたが身体を酷使しすぎて体調を崩しやすくなりこれではだめだと感じました。
本業と育児に力は抜けないので必然的に家事を手抜きする方法を調べました。
とりあえず、洗濯乾燥機の導入・ロボット掃除機の導入・布団乾燥機の導入を行い子供服以外は乾燥機をかけて洗濯を干す、取り込むという時間を短縮しました。
2階の使用していない部屋も週1回掃除機がけを行なっていましたが2階用にロボット掃除機を購入し全自動で掃除を行うことにしました。
布団干しも本業を始めてから日中に布団を干せなくなったので布団乾燥機を出勤前にスイッチを押すことで毎日ふわふわの布団で寝ることができるようになりました。
また布団乾燥機は靴の乾燥にも役立ち子どもの靴を乾燥させるのに時間がかからなくなりました。
時短家電を導入しつつ時間の確保ができるようになり副業収入が徐々に上昇してきました。
今後は本業時間を短縮し副業に当てる時間を増やして徐々にサイドFIREに近づいていきたいと思います。
まずは通信費の削減を行いたい人はこちら「スマホは大手キャリアから格安SIMに変えよう」の記事をご参照下さい。