この記事でわかること
- 「サイドFIRE」って何?日経も取り上げる新しい働き方
- みっちゃんママ家のリアル:資産6,667万円・2027年3月退職予定
- 夫婦同時退職する場合の制度的注意点(健康保険・年金)
- 配当所得と国保料の意外な関係
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はじめに:「サイドFIRE」が日経でも取り上げられる時代に
最近、日経新聞でも「サイドFIRE」というワードが取り上げられるようになりました。
サイドFIREとは、最低限の生活費は資産所得(配当・取り崩し等)でまかない、娯楽費や余裕分は自分で働いて稼ぐ状態のこと。一方の 完全FIRE は、娯楽費まで含めて働かずに得られる状態を指します。
我が家が目指しているのは 「サイドFIRE」。生活の土台は資産所得で支えつつ、好きなことで働く余地は残します。
我が家もまさにこれを目指して動いています。2027年3月、夫55歳・妻37歳で夫婦同時に退職する予定です。子どもの「みっちゃん」が小学生になるタイミングで、家族との時間を最優先するため。

娯楽費は自分で稼ぐ「サイドFIRE」を選んだのは、社会との繋がりも残しつつ、好きな仕事だけ続けたいから。
みっちゃんママ家のリアル:資産6,667万円
家族構成
- 夫55歳(看護師)
- 妻37歳(看護師)
- みっちゃん5歳(2027年度小学生)
現在の資産構成(マネーフォワード集計)


| 種類 | 残高 |
|---|---|
| 投資信託 | 約3,364万円 |
| 預金・現金・暗号資産 | 約1,720万円 |
| 株式(現物) | 約921万円 |
| 年金 | 約359万円 |
| 債券 | 約300万円 |
| 総資産 | 約6,667万円 |
配当金の状況
- 現在:年間約58万円(税引き後)
- 目標:年間100万円(税引き後)
- あと42万円積み上げで達成見込み
「老後2,000万円」では足りない?金融庁データの今
2019年に話題になった「老後2,000万円問題」。金融庁の報告書で、65歳以上の夫婦無職世帯が 毎月約5.5万円不足、30年で約2,000万円の取り崩しが必要と試算されました。
ただ、これは2019年の家計調査ベース。物価上昇が続いている今、必要額はもっと増えている可能性があります。私たちのように 37歳でリタイアする場合は、65歳の年金開始まで28年間の「ブリッジ期間」 が必要なので、もっと多めに見積もる必要があります。

「老後2,000万円」だけで安心せず、自分のリタイア年齢から逆算して計算するのが大事!我が家は28年分のブリッジ期間を意識してます。
夫婦同時退職の制度的注意点(重要)
「2人とも退職」って、片方だけ退職するより制度面で複雑です。我が家もここで散々調べました。
①健康保険:3つの選択肢
| 選択肢 | 特徴 |
|---|---|
| 任意継続 | 在職時の健康保険を最大2年継続。退職日翌日から20日以内に手続き。保険料は退職時の標準報酬月額ベースで2年固定 |
| 国民健康保険 | 前年所得ベースで保険料決定。退職翌年は前年の高い収入で計算されるため初年度は高額になりやすい |
| 夫婦同時退職の場合は使えない(両方とも被保険者でなくなるため) |
我が家の場合、夫婦どちらも退職するので 任意継続 vs 国保の比較が必須。退職前に試算しないと、いきなり高額な保険料に驚くことになります。
②年金:厚生年金から国民年金へ切替
- 退職翌日から第1号被保険者(自営業・無職)に切替
- 国民年金保険料は月16,980円(令和6年度)の自己負担
- 市区町村役所で手続き
③年金受給開始の選択肢
原則65歳開始ですが、繰上げ・繰下げが可能です。
| 選択 | 調整率 |
|---|---|
| 繰上げ受給(60歳〜) | 1ヶ月早めるごとに0.4%減額(最大24%減・生涯固定) |
| 原則受給(65歳) | ±0% |
| 繰下げ受給(66〜75歳) | 1ヶ月遅らせるごとに0.7%増額(最大84%増) |
④退職金の税制(退職所得控除)
- 勤続20年以下:40万円×勤続年数(最低80万円)
- 勤続20年超:800万円+70万円×(勤続年数−20年)
- 他の所得と分離課税で大幅優遇
配当所得と国保料の意外な関係
サイドFIRE層が見落としがちな論点。配当所得の確定申告の仕方によって、国民健康保険料が変わります。
申告した場合のデメリット
- 配当所得が住民税の所得に含まれる
- 国保料の算定基礎に上乗せされて保険料アップ
- 還付目的で申告したのに、保険料増額で結果損になるケースあり
申告しない場合(申告不要制度)
- 源泉徴収(所得税15.315%+住民税5%=計20.315%)で課税完結
- 国保料の算定対象外
- ただし損益通算・配当控除は使えない

退職後は所得が下がるから配当の申告で還付!と思いきや、国保料が上がって逆に損するパターンも。退職前に必ずシミュレーションを。
※ 厚生労働省では「世代内・世代間の公平」観点で 金融所得を医療保険料の算定に組み込む議論 が続いています。2026年5月時点では現行ルールですが、今後の改正も注視が必要です。
サイドFIRE後の収入の柱(我が家のプラン)
- ブログ収益(このサイト+他ブログ)
- ネットショップ運営(自分の物販事業)
- Uber Eats(みっちゃんが学校に行っている時間帯のみ)
- リベシティのリベ市場(出品・販売)
- ノウハウ図書館(投稿による報酬)
- 配当金:年間100万円目標
子どもの手が離れたら看護師に復帰することも考えています。完全に仕事を辞めるのではなく、「いつでも戻れる余地」を残す のがサイドFIREのいいところです。
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まとめ:サイドFIREは「逆算」と「制度知識」が9割
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 資産 | 老後2,000万円+ブリッジ期間分が必要 |
| 健康保険 | 夫婦同時退職なら任意継続 vs 国保の比較 |
| 年金 | 厚生年金→国民年金へ切替手続き必須 |
| 配当所得 | 申告不要制度で国保料への影響を回避 |
| 収入の柱 | 取り崩し+複数の小さな収入源 |
「サイドFIRE」と聞くと夢のような話に聞こえますが、実際は 地道な制度確認とシミュレーションの積み重ね。我が家もまだ準備の途中です。
このブログでは引き続き、2027年3月の退職に向けて、具体的にやっていることをリアルに発信していきます。
参考:
・金融庁「高齢社会における資産形成・管理」報告書
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」
・総務省 家計調査年報 2024年
・日本年金機構「年金の繰下げ受給」
・協会けんぽ「退職後の健康保険」
・国税庁 No.1420 退職金を受け取ったとき





