6月も後半になって、いよいよエアコンが手放せない季節になってきましたね。我が家でも子どもが「暑い〜」と言い出して、ついにスイッチオン。そこで毎年気になるのが、「エアコンってつけっぱなしと、こまめに消すの、どっちが電気代お得なの?」という永遠の疑問です。
ネットで調べると「つけっぱなしの方が安い!」と断言している記事も多いのですが、本当にそうなのか気になって、今回は資源エネルギー庁と環境省の公的データをもとに、私なりに整理してみました。

民間サイトだと数字がバラバラだったので、今回は国(環境省・資源エネルギー庁)が出している数字だけを根拠にまとめてみました。
結論:「つけっぱなしが絶対お得」とは言い切れない
先に結論からお伝えすると、「つけっぱなしとこまめに消す、どちらが得か」は使い方や住まいの条件によって変わります。「絶対こっちがお得」と言い切れるものではない、というのが調べてみての正直な答えでした。
ただ、資源エネルギー庁によると、最近のエアコンには人感センサーなど多くのセンサーが搭載されていて、人がいないときは自動で省エネ運転に切り替わるものが増えています。そのため、部屋を移動するたびにこまめにオン・オフを繰り返すより、エアコンに任せた方がムダが少ない場合があります。
一方で、長時間の外出や就寝で使わない時間がはっきりしているなら、消した方が当然ムダがありません。ざっくりした目安としては、「数十分のちょっとした外出ならつけっぱなし、長時間の外出なら消す」と考えると分かりやすいと思います。
一番効くのは「設定温度」|1℃で約13%の節約
つけっぱなし論争よりも、実は電気代に一番効くのが設定温度です。環境省の「家庭でできる節電アクション」によると、
- 夏の冷房の設定温度を1℃高くすると、約13%(約70W)の消費電力の削減になる
- 27℃から28℃に上げた場合、年間で約30.2kWh・電気代にして約700円の節約という試算がある
環境省は夏の冷房は「28℃を目安に」と呼びかけています。※28℃は「室温の目安」であって、設定温度を必ず28℃にしなさいという意味ではありません。暑さを我慢して体調を崩しては本末転倒なので、無理のない範囲で、というのが大前提です。

我が家はこれまで26〜27℃にしがちだったので、この夏は「まず28℃+扇風機」で過ごせるか試してみようと思っています。
地味に効く|フィルター掃除は2週間に1回
意外と見落としがちなのがフィルターの掃除です。環境省によると、フィルターが目詰まりしたエアコンと比べて、こまめに掃除すると冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になるそうです。
推奨は「2週間に1回」。我が家もつい忘れがちなので、夏の間はカレンダーにリマインダーを入れておこうと思います。掃除機でホコリを吸うだけでも違うので、これはすぐできる節約ですね。
その他、公的に推奨されている節電のコツ
- 室外機まわりに物を置かない:風通しのいい状態にすると効率がよくなります
- 扇風機・サーキュレーターを併用:空気を循環させると、設定温度を上げても涼しく感じやすくなります
- 風量は「自動」に:弱風で節約のつもりが、かえって冷えにくく余計に電力を使うこともあります
【図解】公的データでわかる節電効果まとめ
環境省・資源エネルギー庁が公表している「エアコンの節電効果」を、一覧表にまとめました。数字はすべて公的機関の発表値です。
| 節電のコツ | 節電効果(公的データ) | 出典 |
|---|---|---|
| 冷房の設定温度を1℃高く (27℃→28℃) | 約13%削減 年間 約30.2kWh/約700円の節約 | 環境省 |
| フィルターを2週間に1回掃除 | 冷房 約4%/暖房 約6%削減 | 環境省 |
| 室外機まわりに物を置かない | 風通しがよくなり効率アップ | 資源エネルギー庁 |
| 扇風機・サーキュレーター併用 | 体感温度が下がり、設定温度を上げても快適 | 環境省 |
| 風量は「自動」に設定 | 「弱」より自動の方がムダが少ない | 資源エネルギー庁 |
まとめ|つけっぱなし論争より「設定温度とフィルター」
調べてみて分かったのは、「つけっぱなしか、こまめに消すか」で消耗するより、設定温度を1℃見直す・フィルターをこまめに掃除する方が、確実で分かりやすい節約になるということでした。
電気代は固定費の一つ。我が家もサイドFIRE(娯楽費は自分で稼ぎ、生活費は資産収入でまかなう状態)を目指している身として、こういう「無理せず続けられる固定費の見直し」はコツコツやっていきたいなと思います。この夏の実践記は、また実際の電気代と一緒に報告できたらと思います。

「我慢する節電」じゃなくて「仕組みで下げる節電」がやっぱり続けやすいですね。まずはフィルター掃除から始めます!
【出典】環境省「COOL CHOICE/家庭でできる節電アクション」、資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約(空調)」





