こんにちは、みっちゃんママです。
「マイナンバーカード・電子証明書有効期限通知書」という青い封筒、最近ご自宅に届いていませんか。
カードの表面に書いてある有効期限はまだ先。なのに更新のお知らせが来る。これ、間違いでも詐欺でもありません。マイナンバーカードには有効期限が2つあって、先に切れるほうが5年で来るからです。
政府広報オンラインによると、2026年度に更新が必要になるのは電子証明書が約1,430万件、カード本体が約590万件という見込み。カードの交付が一気に進んだ時期から数えて、ちょうど5年目にあたる人がまとまって期限を迎える年です。
放っておくとマイナ保険証が使えなくなり、確定申告のe-Taxも止まります。我が家は夫婦とも看護師で、病院の窓口で「電子証明書が失効しています」の画面が出た方を実際に見ています。手続き自体は無料で、窓口に行けば10分ほど。この記事で、いつ・どこで・何を持って行けばいいかを整理しておきます。
- マイナンバーカードの「2つの有効期限」の違い
- 期限が切れると止まるもの3つ(保険証・e-Tax・コンビニ交付)
- マイナ保険証は切れてすぐ使えなくなるのか(3か月ルールの中身)
- 更新のやり方・持ち物・暗証番号を忘れていた場合
- 更新に便乗した詐欺の手口と相談先
マイナンバーカードには「期限が2つ」ある
まずここが、いちばん誤解されているところです。カードそのものの期限と、カードのICチップに入っている電子証明書の期限は、別々に設定されています。
カード本体は「10回目の誕生日」まで
マイナンバーカードの有効期間は、発行日から10回目の誕生日まで。発行時に18歳未満だった方は5回目の誕生日までです(申請の受付日が2022年4月1日より前の方は「18歳未満」を「20歳未満」と読み替えます)。
この期限はカードの表面に印字されているので、財布から出せばすぐ確認できます。
電子証明書は年齢に関係なく「5回目の誕生日」まで
一方、電子証明書の有効期間は年齢を問わず発行日から5回目の誕生日まで。つまり、18歳以上でカードと電子証明書を同時に発行した人なら、カード本体の期限のちょうど5年前が電子証明書の期限ということになります。
子どものカードだけは事情が違って、18歳未満で作るとカード本体も5年。つまり親と子で更新のタイミングがズレます。我が家もここを勘違いしていて、家族分の期限を書き出して初めて「バラバラやん」と気づきました。
期限はカード表面に印字
こちらが先に切れる
出典:政府広報オンライン(2026年6月15日)をもとに作成
2026年度は電子証明書だけで約1,430万件が期限を迎える
政府広報オンラインが総務省資料をもとに公表している数字がこちらです。
- 2026年度に更新が必要な電子証明書:約1,430万件
- 2026年度に更新が必要なカード本体:約590万件
合わせて2,000万件超。窓口が混む時期があるということでもあります。更新は期限の3か月前からできるので、通知が届いたら早めに動いたほうが確実です。

我が家はカードを作ったのが早かったので、電子証明書の更新はもう一度経験済み。窓口では暗証番号を入れて書き込んでもらうだけで、あっという間に終わりました。
電子証明書は2種類ある。ここを知らないと話が噛み合わない
「電子証明書」とひとことで言いますが、実は1枚のカードに2種類入っています。窓口や説明書きで話が噛み合わなくなるのは、たいていこの区別があいまいなときです。
利用者証明用(数字4桁)は「ログインした人が本人」の証明
暗証番号が数字4桁のほうです。厚生労働省の案内によると、使い道はこの3つ。
- マイナ保険証としての利用
- マイナポータルへのログイン
- コンビニでの住民票等の交付サービス
病院やコンビニで使うのは、こちらです。
署名用(英数字6〜16桁)は「その書類を作ったのが本人」の証明
もうひとつが署名用電子証明書。暗証番号は英数字6〜16桁で、e-Taxでの確定申告や各種オンライン申請など、電子的に書類を提出するときに使います。
スマホに電子証明書を搭載している方は要注意。政府広報オンラインによると、スマホ側の電子証明書はカードの電子証明書と同じ有効期限で、カード側が失効すると連動して失効します。スマホがあるから大丈夫、とはならないわけです。
引っ越し・結婚で失効するのは「署名用」だけ
公的個人認証サービス(JPKI)の説明では、住所・氏名・生年月日・性別に変更があると署名用電子証明書は自動的に失効します。転居や婚姻で氏名や住所が変われば、期限が残っていても使えなくなるということ。
一方の利用者証明用は、住所や氏名が変わっても有効期限まで使えます。「引っ越したあと保険証は使えたのに、e-Taxだけ弾かれた」というのは、この仕組みで説明がつきます。
| 利用者証明用 | 署名用 | |
|---|---|---|
| 暗証番号 | 数字4桁 | 英数字6〜16桁 |
| 主な使い道 | マイナ保険証/マイナポータル/コンビニ交付 | e-Tax・各種オンライン申請 |
| 有効期限 | 5回目の誕生日 | 5回目の誕生日 |
| 引っ越し・改姓 | そのまま使える | 自動的に失効 |
出典:厚生労働省リーフレット・公的個人認証サービスポータルサイトをもとに作成
期限が切れると止まるもの3つ
では、更新しないまま期限を過ぎるとどうなるのか。生活に効いてくる順に3つ挙げます。
① マイナ保険証:3か月の猶予はあるが、出せる情報が減る
いきなり病院で無保険になるわけではありません。厚生労働省のリーフレットによると、有効期限の満了日が属する月の末日から3か月間は、引き続きマイナ保険証で受診できます。
ただし、その間はカードリーダーにこう表示されます。「電子証明書の有効期限が切れているため、資格情報のみ当機関に提供します」。
つまり保険の資格は確認できても、診療情報や薬剤情報の提供はできない状態。マイナ保険証のいちばんの利点である「他院での薬や検査の情報が共有される」部分が抜け落ちます。飲んでいる薬が多い方ほど、ここは効いてきます。
そして3か月を過ぎると、マイナ保険証としては使えません。ただ、手元に有効な保険証もなく再発行の手続きもされなかった場合は、3か月以内に資格確認書が交付されます。医療が受けられなくなるわけではないので、そこは落ち着いて大丈夫です。
出典:厚生労働省「マイナ保険証利用時には電子証明書の有効期限をご確認ください!」(令和7年10月時点)
ちなみに、病院の顔認証付きカードリーダーには期限の3か月前からアラートが表示されます。マイナポータルにログインしたときも同じように案内が出ます。「受付でなにか出たな」と思ったら、それが更新のサインです。
② e-Tax:確定申告をする人は、署名用が命綱
電子証明書が切れると、e-Taxなどの電子申請が利用できなくなります(政府広報オンライン)。ここは我が家にとっていちばん重いところです。
国税庁の案内によると、65万円の青色申告特別控除を受けるには、複式簿記・貸借対照表の添付・期限内申告に加えて、e-Taxで電子申告する(または優良な電子帳簿の要件を満たす)ことが必要です。
つまり、2月から3月の申告シーズンに電子証明書が切れていると、控除の条件を落としかねません。申告期限は動かせませんが、更新は自分の都合で先に済ませられます。確定申告をする人は、1月までに期限を確認しておくのが安全です。
③ コンビニ交付・マイナポータル:地味に困るのはこっち
コンビニでの住民票や印鑑登録証明書の交付、マイナポータルへのログインも止まります。
証明書が必要になる場面って、たいてい急なんですよね。就学や入園の手続き、勤務先への提出、保険や口座の名義変更。「今日中に住民票がいる」となった夜にコンビニで弾かれるのがいちばん困ります。しかも復旧には市区町村の窓口に行くしかないので、その日はもう詰みです。
更新のやり方:無料。ただし電子証明書は窓口だけ
電子証明書の更新はオンラインではできない
ここが最大の注意点です。厚生労働省のリーフレットにもはっきり書かれています。電子証明書の更新と再発行の手続きは、オンラインではできません。
住民登録のある市区町村の窓口に、有効期間内のマイナンバーカードを持って行き、その場で新しい電子証明書を書き込んでもらいます。有効期限通知書はなくても手続きできます(J-LIS)。
予約制の自治体もあるので、行く前にお住まいの市区町村のホームページを見ておくと空振りせずに済みます。平日夜間や週末に対応している自治体もあります。
暗証番号を忘れていても、窓口で再設定できる
更新のときは暗証番号の入力が必要ですが、忘れていても窓口で再設定できます(J-LIS)。「暗証番号が分からないから行けない」は、行かない理由になりません。ここ、私も知らずに身構えていました。
3か月前から更新できる。早く行っても期限は損しない
「まだ期限まで2か月あるし、ギリギリに行ったほうが長く使えるのでは」と思いますよね。これは損しません。
J-LISによると、有効期間の満了まで3か月未満になった日から期限までの間に更新した場合、新しい電子証明書の期限は「発行日から6回目の誕生日」に設定されます。つまり、いま更新しても次の期限は誕生日基準でちゃんと5年後。早く行ったぶんが削られることはありません。
カード本体の更新は、スマホから申請できる場合がある
カード本体(10年のほう)の更新は、有効期限通知書に申請書IDの記載がある方はQRコードからスマホでオンライン申請ができます。証明写真機からの申請も可能です。
ただし新しいカードの受け取りには来庁が必要。申請だけスマホで先に済ませておくと、窓口での時間が短くなります。申請書IDの記載がない方は、通知書とカードを持って窓口へ。
代理人でも手続きできる
本人が行けない場合は代理人でも更新できます。有効期限通知に同封されている照会書兼回答書に本人が記入し、封をして代理人に渡します。代理人は、本人のカード・封をした照会書兼回答書・代理人の顔写真付き本人確認書類を持って窓口へ。
ここで一点だけ落とし穴。本人が書いた暗証番号が間違っていると、その日のうちには更新できません。親の分を代わりに行く場合は、暗証番号のメモが合っているか本人に確認してから出発したほうがいいです。
我が家がやったこと:家族分の期限を1枚に書き出した
我が家はカードを作ったのが早かったので、電子証明書の更新はすでに一度済ませています。手続き自体は拍子抜けするほど簡単でした。
ただ、そのときに困ったのが「誰の期限がいつだったか、誰も把握していない」という状態。カード本体は表面を見れば分かるのに、電子証明書のほうは券面の記入欄が空欄のままだったんです。
そこで我が家がやったのは、この2つだけです。
- 家族全員分のカード本体の期限と電子証明書の期限を1枚の紙に書き出す(電子証明書の期限はマイナポータルで確認できます)
- それぞれの3か月前の日付をスマホのカレンダーに登録して、通知をオンにしておく
子どものカードは18歳未満だとカード本体も5年なので、親とタイミングが合いません。書き出してみると、家族3人で更新の年がきれいにバラけていました。

通知書は「更新できる日以降に届く」ように送られてきます。つまり封筒が来た時点で、もう窓口に行っていいということ。冷蔵庫に貼ったまま忘れるのが、いちばんもったいないです。
更新に便乗した詐欺が出ています
これだけの件数が一斉に更新時期を迎えるということは、そこを狙う人もいるということです。政府広報オンラインが、実際に注意を呼びかけている手口がこちら。
- 市区町村の職員を名乗る人から、更新手数料を要求された
- 「代理で手続きする」と言って、カードと暗証番号を要求された
- 訪問してきた人に「お金を払わないと通知カードが白紙で届く」と言われ、現金を渡してしまった
判断の軸はシンプルです。更新手数料は無料。そして国や市区町村が電話などで暗証番号を聞いたり、金銭を要求したりすることは一切ありません。この2つを家族で共有しておけば、まず引っかかりません。
特に、離れて暮らす親御さんには先に電話で伝えておくのがおすすめです。「更新の封筒が届いたら、開ける前に一回私に言うてな」の一言で防げます。
- マイナンバー総合フリーダイヤル:0120-95-0178
- 消費者ホットライン:188
- 警察相談専用電話:#9110
- お住まいの市区町村の窓口
出典:政府広報オンライン(2026年6月15日)
まとめ:カードは10年、中身は5年
覚えておくことは、実はひとつだけです。カードは10年、中の電子証明書は5年。先に切れるのは中身のほうで、止まるのは保険証・e-Tax・コンビニ交付です。
- カードの表面を見て、本体の期限と電子証明書の記入欄を確認する
- 記入欄が空ならマイナポータルで電子証明書の期限を見る
- 家族全員分を書き出して、3か月前の日付をカレンダーに登録
- 確定申告をする人は、1月までに署名用が有効かを確認しておく
私自身、更新に行くまでは「面倒そう」としか思っていませんでした。実際にやってみると、窓口で暗証番号を入れて書き込んでもらうだけ。身構えていた時間のほうが長かったくらいです。
青い封筒が届いたら、その週のうちに。切れてから慌てるより、ずっとラクです。
参考にした資料(すべて公的機関)
- 政府広報オンライン「マイナンバーカードと電子証明書の有効期限をご確認ください。通知が届いたらお早めに更新を!」(2026年6月15日)
- 地方公共団体情報システム機構(J-LIS)「更新手続きについて」
- 厚生労働省「マイナ保険証利用時には電子証明書の有効期限をご確認ください!」(令和7年10月時点)
- 公的個人認証サービス ポータルサイト「転居や氏名の変更等」
- 国税庁「65万円の青色申告特別控除の適用要件」
※本記事は2026年8月時点の公的機関の情報をもとに整理したものです。更新の受付時間や予約の要否、必要書類の細かい部分は市区町村によって異なります。実際の手続きの際は、お住まいの市区町村の最新のご案内をご確認ください。





